ねこまた

夏物語のねこまたのレビュー・感想・評価

夏物語(1996年製作の映画)
4.8
夏が来ると観たくなる映画です。
 
避暑地の美しいビーチで淡々と時間が流れていきます。
恋したかわいい女の子に具体的な行動がおこせない青年。
ときに饒舌になったかと思えば、とんちんかんな哲学をただ並べるばかり。女性にとってはなんだかなあこの意気地なしと思われかねませんが男性として強く共感しつつ、自分の若かりし日々を思い出し甘酸っぱい気持ちになります(笑)
 
アマンダ・ラングレ演じる女の子もほんとうにキュートでついつい恋をしてしまいます(笑)
青年もまだまだ子供で愛しくてたまりません。
夏の時間がただただ過ぎていきますが、それはなんだか幸福な時間で、最後に切なくも美しい余韻を残してくれます。
 
夏の太陽に反射して輝く海辺の砂のような、
キラキラな一本です
ねこまた

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