ぽんぽこ

妻のぽんぽこのレビュー・感想・評価

(1953年製作の映画)
3.5
中川十一(上原謙)と、美穂子(高峰美枝子)は結婚して10年。子供はいません。
2階に間借りしている松山夫妻はだめんずの夫に嫌気が差した妻が出て行き、もう1人貸してる美大生、谷村(三國蓮太郎)が髪の毛ふあっさぁして藤井風みたいな風貌で、私の知っている三國蓮太郎は目袋ダルダルだったのでビックリしました。
特に生活に不満がある訳ではないのですが、美穂子が女っ気が無くズボラで夫に持たすお弁当も不味そうで髪の毛が入っていたりしてゲンナリ。
それに引き換え、十一の会社の同僚である未亡人、相良房子(丹阿弥谷律子)はバランス良く見た目も華やかなお弁当で、女手ひとつで息子を育てながらも、毎日の生活を楽しんでいるようでした。
十一と一緒に絵画を見に行ってから急接近して仲良くなり、どんどんハマっていくのですが、、、
十一がマッチだったり名刺やったりを美穂子の目に付く所にあり、脇が甘い。
房子は寂しいけど大阪へ行き、これで終わりかと思いきや、出張で大阪に行った際に再燃して益々気持ちが高まります。
結局美穂子に見つかり、東京へ上京していた房子に美穂子は内緒で会いに行くのでした。
責められて、房子も落ち込み十一との約束を破り手紙で詫びてお別れしたのでした。
美穂子が、すぐに父親にチクったり房子にすぐに会いに行くの、ちょっと恐怖。

むりくり2人を引き離せたのは成功したものの、結局今まで通り。
雨降って地固まるみたいな美談じゃなくて、砂を噛むような生活が続くのが、せんないです。
ぽんぽこ

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