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源九郎義経のmitakosamaのレビュー・感想・評価

源九郎義経(1962年製作の映画)
2.8
若かりし北大路欣也が義経役で主演。
90分の尺なのでかなり端折ってる。始まりがいきなり平泉なんだもん。

無理矢理川を馬で渡ろうとして、後のヒヨドリ越えの前フリを感じさせるオープニング。
藤原秀衡の庇護の下で燻っている九郎義経。鬱憤が溜まって部下に八つ当たり。中々の聞かん坊っぷりだ。

平家討伐の任を受け、兄・頼朝(大友柳太朗)と涙の再会。
木曾義仲討伐。静御前との出会い。

しかし、前半の山場となるであろうヒヨドリ越えが思いの外アッサリしてる。序盤の前フリが活かされてないのぅ。

後半は、鎌倉の政治劇がメインになる。頼朝の側近・大江広元が義経の不遇が続く。

うーん。終わり方も中途半端だし、後半の盛り上がりの無さら勿体無いなぁ。

弁慶が伊藤雄之助という珍しいキャスティングで良さげだったので、やっぱり勧進帳が見たかったよ。
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