【辛抱による対話とコンピュータ】
早稲田松竹でニコラ・フィリベール特集が行われていたので観てきた。カイエ・デュ・シネマベストに選出された代表作『音のない世界で』は90年代のコンピュータにかける希望が…
このレビューはネタバレを含みます
ろう者をテーマにした映画ってどれも見ごたえがある。ろう者が上手く話せないのは音によるフィードバックが得られないからだろうなあ、と思いながら本作を観始めたので、ああいうテクノロジーを使った練習法が30…
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触れる、という行為をいつも恐れてしまう。他者との物理的な距離を常に測っていて、アルコールを身体に入れて世の中と自分との距離が曖昧になった時だけ、たとえばハイタッチをして別れの挨拶ができたりする。
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聞こえるか聞こえないかぐらいの差だけで、手話というコミュニケーションの知らない世界を知る。
子どもたちを見事に捉えている。
比較できないがフランス教育の面白さと先生の個性も素晴らしい。
人生の切り取…
ろう者の世界
別言語と文化を持つろうの世界にカメラをむけて、ただの対象としてではなく、個人個人やその世界へ対峙した映像。
優しさもリスペクトも感じるとてもいい映画だった。
自分とは違う世界の人を…
終業式のボケっとした子と親から赤子を抱く新婚の男に繋ぐようにガチガチに編集の映画。聴覚障害の結婚式むずすぎ。
手話講座の教師のマイムと表情管理が思い出話とは思えんくらい達人。こりゃこの人で映画を締め…
学び始めたばかりの幼い子ども、他の国からきた同世代の学生との束の間の思い出と別れを惜しむ若者、ボードゲームに興じる老人、結婚式、親子の交流など、出てくる場面はとにかくおおむね楽しそうな日常(と非日常…
>>続きを読む長年見逃してた思い出深い作品。BSで録画してたり、DVDも持ってたんだけど、劇場で観たかった。
シネマ ジャック&ベティの「夏休みの映画館」にて上映。この特集、毎年本当にとてもチョイスがいいんだけ…