Ludwig2

ナイル殺人事件のLudwig2のレビュー・感想・評価

ナイル殺人事件(1978年製作の映画)
3.9
ナイル殺人事件の映画化の中でも、なかなか気合が入っている良作ではないでしょうか。この作品は、やはりエジプトの大迫力スペクタクルが重要だと思いますが、本作はCGやセットではなく、しっかりロケをしていて迫力が違う。リネットと、サイモンが馬で駆け抜けるシーンがあって、颯爽としていて元気よくていいなと思う。
カタラクトホテルやカラナック号もしっかり名前が出ていて印象深い。
アブシンベル神殿で、ジャクリーンが出てくるところはドラマチックだった。
この作品では全員が容疑者だが、ポワロが一人一人の可能性を検証していくときには、それぞれが犯行を行う場合のイメージ映像が出てわかりやすかった。
サイモンとリネットの行動については、いつも「ほんまにそんな短時間でできるか?」という感じがするが、本作では時間を稼ぐ様子も描かれていて、確かにできそうな気がした。
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