おとぎ

シリアナのおとぎのネタバレレビュー・内容・結末

シリアナ(2005年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

集中力が必要な社会派作品。非常に見応えがあって面白かった。
(内容的に『面白い』という表現が正しいかわからないが…)

おじさんたちの顔を覚えるのに必死になって見ていたが、『あれ?この人ここで??』と気づくと、自分が思い込んでいた人物相関図が違っていたことに衝撃を受ける。
平行線で進んでいたストーリーが、最後の方で絡み合ってくるゾワゾワ感がたまらない。

でも、若者たちはやるせない気持ちになったなぁ。。途中から進む道は想像できたけど、でも本当にやるせない。。。
映画だろうけど、きっとどこかでこんな道を辿った若者がいる。

個人ではどうにもできない、抗えない、勝ち目のないチカラや利権。【信仰心】の危うさ。
脚色はされているだろうけど、国家のせめぎ合いってこんな感じなんだろうな…と少し怖くなった。

最後『あ、生き残るんだ』と思ってしまう私はネガティブ思考すぎるのかな(苦笑)

“目の前の幸せを大切に“っていうメッセージなのかもしれないけど、みんな居なくなって、やるせない気持ちに突き落としてくれても良かったな。と思ってしまいましたとさ。
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