円柱野郎

シリアナの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

シリアナ(2005年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

監督は「トラフィック」の脚本家なんだけど、その色は全体から感じられます。一言で言うと…わかりにくいw それぞれ4つのエピソードが描かれるけど、それが交互にポンポンと差し込まれるから観てる方は話を追って理解するのに必死。結局最後まで話について行くのは大変だったんだけど、でも観終わった後に改めて話を振り返ってみれば「そういうことね」と納得も出来る。政治的な話なだけに予備知識は色々必要だから、それもまた話しについて行く大変さに繋がっているかも。
印象としてはマイケル・ムーアが「華氏911」で言っていた内容も思い出したね。石油権益を巡る癒着、腐敗、米国の建て前と本音。恐ろしい…。
ジョージ・クルーニーはCIAエージェントを演じてたけど、色男のオーラも消して哀愁さえ漂う小太りのスパイに徹してたのはなかなか良かった。CIAには裏切られ、拷問され、ラストには…と散々。そう言えば拷問シーンは…、爪剥ぎは痛かったなあ。
円柱野郎

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