YAZ

クロッシング・ガードのYAZのレビュー・感想・評価

クロッシング・ガード(1995年製作の映画)
3.8
ショーン・ペン監督作観る
また観るです

事故で幼い娘失ったフレディ
加害者ジョンが6年の刑期を終え
出所する直前からの数日間の話

被害者の悲しみと加害者の苦しみ
を並行して描こうと。
憎しみをコントロール出来ない被害者が
加害者と交差してどうなるかのゴールま
では何か起こるでもなく二人の心情を
表現しようとしてる地味な映画かも

法的な償いは終えても罪悪感は消えずに
過去の自分には戻れないと逃げ場も見つ
からない加害者は人が好さそうなデヴィ
ッド・モース
こういうケースは神に救いを求めそうで
すけど一切出て来ませんでしたね

被害者ニコルソンは妻にも逃げられて酒
と女に溺れる日々を過ごす自堕落な男。
これが事故のせいなのか元々こうなのか
は分らないけどニコルソンだと元々かな
と勝手に思ってしまう

そんな二人なので加害者の方が真っ当と
いうか平凡というか社会には適応出来る
タイプにしてるのがミソではないですか
ね。被害者を単純に弱者にはしてないの
が心理読み取るのを複雑にしてるかも
しれない

被害者の危機をある少女が救うが
亡くした娘の生まれ変わりのようにも。
あの瞬間にニコルソンの心に別な何かが
生まれたのかもしれないと少し思う
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