れれれざうるす

青い棘のれれれざうるすのレビュー・感想・評価

青い棘(2004年製作の映画)
3.2
「グッバイ、レーニン!」の製作陣に主演はダニエル・ブリュール。1927年にドイツで起きた『シュテークリッツ校の悲劇』を元にした実話映画らしいが、如何せんその事件についての知識がなくとっつきにくかった。若者達の愛と死への苦悩を非常に耽美でメランコリックに描く。作品に漂う雰囲気は「アナザーカントリー」「モーリス」の様で美男達と暖色系の映像が綺麗で、尚且つ台詞も詩的だからジッーと観とけるが面白いかと言われれば微妙。頭に入らない。
同性愛がテーマというわけではないけど深く掘り下げずにナチュラルに描写されるのは、1920年代のベルリンは世界の中でもトップクラスで同性愛に対しての考え方が自由だったからだと思う(一応海外ではレズ&ゲイ映画祭に出されてて高評価らしいけど)