桜
レンタルで観たのですが、観わってから、じわじわと効いてきました。少し冷えた体に、じんわりじんわりと美味しい蕎麦のお出汁が染みこんでいくように。で、DVD購入。
東京で自分探し中のような若い二人が偶然出会い、ルームシェアをすることになる…そのきっかけが方言。故郷っていいな、というところから始まって、目新しくはない王道路線・いろいろ詰め込んでてんこ盛り感たっぷりで、我ながらなんでそんなによかったの?だったのですが、温かく観られたのがよかったです。この感じ、『しあわせのかおり』を観たときと似ているかも。
オリラジの二人、朴訥な明治男を演じた中田さん、ちょっと軽めの現代の若者を演じた藤森さん、どちらもいい味を出してました。逆の配役は思いつきませんが(笑)
私的大森作品のベストは『ヒポクラテスたち』だったんだけどなぁ。気楽に観られるという点では、ベストの入れ替えありかも。