このレビューはネタバレを含みます
んーなんだろう、このモヤモヤは。
不倫した二人しかも、男性の方がなんのお咎めもなしなのが納得いかないのかもしれない…。
それを抜きにすると、犯人や動機がわかった状態で全て進むのでドキドキしながら楽…
舞台みたいな映画だった。
話の展開がおっと、おっと、と危なっかしく転がっていくのが面白い。
途中で休憩が入るところで時代を感じる。
vogueの歌詞でしか聞いたことのなかったグレースケリー、宝石箱が…
「うまくない説明だね」
緻密な組み立ての倒叙法。本物のミステリー好きにはたまらない作品なのかも知れません。
しかし、いかんせん2時間通してのほぼワンシチュエーション密室劇で、場面の展開力に乏しく…
『裏窓』と同じく、ほぼ1シーンのみで展開されるわかりやすさが秀逸。
舞台劇にもできそうなシンプルさと脚本の質の良さがとても好感が持てる。
犯罪が綿密であるが故に『思い込み』と詰めの甘さで罠に陥ってし…
空間を制限した舞台劇に、視線をはじめ要所要所を強調する形でカメラが存在する。
カットを割りつつも持続する会話劇の緊張感は楽しめるが、ヒッチコック作品としては視覚的な鮮やかさが希薄で、能動性を感じさせ…
グレース・ケリーが出ているだけで映像に花が咲いたよう。
やはり映画には花のある女優が絶対的に必要であることを再認識させてくれる。
ストーリーは小細工をし過ぎたために計画犯罪がバレるマヌケな男の話…