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ダイヤルMを廻せ!のHKのレビュー・感想・評価

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)
3.0
ざっと人の感想を読んだが、これが3D用に撮影されたことに触れたものはなく、そういうものなのかなあと思う。たとえばミランドが妻に電話する際の巨大な電話にハリボテの指はなぜ?とかは思わないこと自体が不思議だが、さておき『グレース・オブ・モナコ』観たので何度目かの再見だが、やっぱ好きになれない。3D用の撮影はやはり制約が多過ぎた気がする。窮屈。当初、ケリーが電話に起こされるシーンは、光と影の効果を狙って彼女にビロードのローブを着せることが画策されたが、そんなん普通着ないっしょ、というケリーの物言いで現行のものに改められた。その聡明さにヒッチコックは惹かれたのか次回作もケリーを起用することになる。
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