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ダイヤルMを廻せ!のkazu1961のレビュー・感想・評価

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-310 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋皆さんのレビューにも書かれているように、『刑事コロンボ』を観てるような感覚に陥ってしまう作品ですね。ほんとに『刑事コロンボ』に影響を与えた作品なのかも知れません。完全犯罪を目論む犯人がすでに観るものには分かっていて、刑事達がそのアリバイやトリックをどう崩していくかを楽しめる作品です。ヒッチコックの中でも楽しめる作品のひとつです。さらにグレース・ケリーの忘れられない演技を見せてくれる作品でもありますね。

🖋原作が舞台劇だけに、ほとんどの舞台となるアパートの構造を上手く利用したプロットと演出は巧みで素晴らしい!鍵をはじめとする小道具の演習もとても良いですね。特に小物使いは元々本作が3D映画として作られていることもあり(日本では通常版公開でした)、画面から突出するような撮影がなされていたようです。

🖋ほんとクライマックスの5分間の種明かしが1番の見どころ!!原題のDial M for Murderは、“Mをダイヤルするので殺しを。。。”的なぐらいの意味でしょうね。
恒例のヒッチコック監督のカメオ出演、本作ではトニーの出身大学の同窓会の出席者のひとりとして、記念写真の中に登場しています(笑)!

😨Story:(参考: Amazon)
妻マーゴの不倫を知ったトニーが、旧友レズゲートの弱みにつけこんで妻殺害を依頼する。しかし、襲われたマーゴはレズゲートをハサミで殺害してしまった。トニーはその事件を、妻による動機ある殺人となるよう仕向ける。

🔸Database🔸
・邦題 :『ダイヤルMを廻せ!』
・原題 :『Dial M for Murder』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1954
・日本公開 : 1954/10/27
・上映時間 : 106分
・受賞 : ※※※
・監督 : アルフレッド・ヒッチコック
・脚本 : フレデリック・ノット
・原作 : フレデリック・ノット 『Dial M for Murder』
・撮影 : ロバート・バークス
・音楽 : ディミトリ・ティオムキン
・出演 : グレース・ケリー、レイ・ミランド

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
アルフレッド・ヒッチコック監督がグレイス・ケリーをヒロイン役に迎えて撮りあげた密室サスペンス。フレデリック・ノットの同名戯曲をノット自らの脚色で映画化し、妻の殺害を企む男の完全犯罪計画の行方を描く。元テニス選手のトニーは資産家の娘である妻マーゴとロンドンで暮らしているが、2人の仲はすっかり冷え切っていた。マーゴが作家のマークと不倫していることに気づいたトニーは、彼女を殺して財産を奪おうと考え、前科持ちの友人スワンに殺害を依頼。トニーはマークと一緒にパーティへ出かけてアリバイを作り、その間にスワンが夫妻の自宅へ侵入してマーゴを襲うが、思わぬトラブルが発生する。
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