吉良吉影

ダイヤルMを廻せ!の吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ワンシチュエーション映画。
『裏窓』と『ロープ』同様、役者の「裏があるけど上手く隠してしらばっくれるサイコパス演技」と「一部屋で展開がどうされるのかの面白さ」は共通点。でも話としてはちょっと刺激が物足りない。

浮気をしている妻とそれを知って殺害を試みようと企てる夫。最初に夫が大学の先輩に計画を説明して、実行。「物事は計画通りにはいかない」というセリフがあったが、案の定犯行は失敗してしまう。しかし、夫が機転を効かせて妻を犯人に仕立てあげる。

このように、犯人・犯行を全てネタバラシしてから推理されるまでの流れに関して、大好きな「名探偵コナン」でも、犯人は誰か?と犯人のアリバイトリックは一体?の2パターンで進みがちなので斬新に感じた。

ダイヤルMのMは何?と思ったがMurderでした。偶然か妻の名前も重ねているみたい。
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