まーしー

タイムコップのまーしーのレビュー・感想・評価

タイムコップ(1994年製作の映画)
3.0
タイムトラベル技術の悪用を取り締まるために組織された「タイムコップ」。
謎の組織に妻を殺された捜査官(ジャン=クロード・ヴァンダム)が、元相棒の死をきっかけに、時空犯罪の黒幕を追い詰めるSFアクション。

過去ヴァンダムと現在ヴァンダムを拝めるヴァンダム尽くしの1本。
連続ハイキック、回し蹴り、踵落としなど、ヴァンダムの技を堪能できる。
中でも、この作品と言えば、ヴァンダムがひったくり犯を捕まえる冒頭シーン。
「ハイキック」+「寸止め静止」+「靴の裏の文字を読ませる」という3コンボ。相手に触れずして降参に導くヴァンダムの姿には、神々しさすら感じる。
また、敵相手にキッチンで披露した180度開脚も、常人には真似できない美技だった。

とは言え、決して無双ではないのがヴァンダムらしいところ。
時には回し蹴りをかわされ、カウンターで回し蹴りを受けるシーンも。
倒れても起き上がるヴァンダムの不屈の魂も、本作の見どころの1つだろう。

19世紀の南北戦争時代、1929年の世界大恐慌時代、1994年の妻を失った時代、2004年の現在と、4つの時代を舞台とし、冒頭の伏線を回収するかのようなラストは、いかにもタイムトラベル作品らしい。
だが、やや強引なタイムワープ設定やチープ感あるCGなど、SF映画としてはB級の域を出ない。
やっぱり本作で楽しむべくは、ヴァンダムのアクション。これに尽きる!
意味もなく家が2回も爆破するし、火薬と筋肉を堪能できること間違いなし。
ヴァンダム作品に興味がある方は、ぜひ。


=====================
ご一緒いただいたポテトさん、yukiさん、ありがとうございました。
ヴァンダムの動きがキレッキレでしたね。やっぱりヴァンダムはもっと評価されても良いアクション俳優だと思います(笑)