やり手の外科医ジャック・マッキーの順風満帆な人生は、ガン宣告により一変する。一人の無力な病人となってしまったジャック。患者の側となって初めて思い知らされる病院のシステムの問題点や医師たちのそっけなさ。そして一人の脳腫瘍を患っている女性患者との出会いが、彼の心を大きく変えていく。
原作はエドワード・E・ローゼンバウムという人の自伝。
しっかりと丁寧に作られている良作。ジャックの心情の変化を無理なく描いていて、素直に感動できる。
更衣室で手術を頼む時の会話が非常にアメリカっぽいなあと思った。ああいうウィットに富んだ切り返しがさらりと出てくる頭脳が欲しい。