邪馬台国の女王、卑弥呼
おそらく長い日本の歴史の中で
女王と呼ばれたのは彼女だけ〜
の謎に迫る
ってな意図で作られた(恐らく)
実験映画なんだろうけど
どう見ても「犬神家の一族」のスケキヨ
…
卑弥呼というと学校の教科書に載っているため知らない人はいないのではないだろうか。しかし名前は知っているがどのような人物かは知らない人が大半だと思う。
篠田正浩監督と妻である岩下志麻のタッグ作。
土着…
マーティン・スコセッシも崇拝する篠田正浩(※スコセッシは『沈黙』をリメイク)によるATG提携作品。
これがカンヌでパルムドールにノミネートされていたとは驚きだ。同じく篠田監督のATG作品『心中天網…
ファンタスティック・古事記・ムービー。岩下志麻演じる傀儡君主のメンヘラ卑弥呼、草刈正雄にしか見えない須佐之男の草刈正雄。武満徹のぶっ飛んだ音楽に載せて。日の神たる太陽の威光を表したと見える真っ白な部…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
最後にめちゃくちゃヘリみたいな影映ったと思ったら急に現代へとワープする演出とギラギラの音楽にはときめき
セットや小道具のチープ感は否めずだが土方巽と暗黒舞踏団にはどうしたって掴まれる、しかしそこに気…
岩下志麻の怪演みたさで鑑賞。そういえば小学生の頃から卑弥呼というその後の日本史史上でも珍しい女王?の存在が不思議で仕方なかったけど、継承されていく「巫女」のような存在だったのかと思うと腑に落ちた。存…
>>続きを読む美しくもおどろおどろしく湿っぽい雰囲気と、ざらざらした不気味な質感を覚える映像美がまさしくATG産!という感じで個人的にはかなり気に入りました。撮影方法も、神殿の内部は映すもののあくまでも内部のみで…
>>続きを読む「卑弥呼」
本作は第二十七回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された昭和四十九年に篠田正浩がATGで監督した傑作で、この度DVDにて再鑑賞したが素晴らしい。奥さんである岩下志麻を卑弥呼にし…
中国の堯舜禹時代と似たような感じ。
美術、構図、カメラの動きとその悲劇の核心がパゾリーニの古典劇の改編作と似ているが、本作はさらに東洋的(日本的)の奇異恐怖な雰囲気と儀式感を呈している。
太陽神…