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花の咲く家の一のレビュー・感想・評価

花の咲く家(1963年製作の映画)
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バリ島ロケで猛然と響くケチャの過剰グルーヴに囃し立てられても、押せば押すほど躊躇いを募らせていく茉莉子と押し切れない啓二。花嫁シリーズであれば段取ってサクッと遂げてしまう番匠の性急な手つきを封じる寸止め禁欲メロドラマ。これはこれでたまらない。

3/21 久我剛『性の完全犯罪』
谷ナオミによる清張調独白回想犯罪劇。セーラー服+ツインテールで母と娘2役演じる。なにがどうして計画通りなのかサッパリわからないが、登場人物がまとめて一挙に死に果て、手を汚さず念願の復讐を成し遂げるナオミの高笑いでオールオッケーです。
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