らんらん

花の咲く家のらんらんのレビュー・感想・評価

花の咲く家(1963年製作の映画)
4.0
佐田啓二主演のメロドラマ

佐田啓二は出張先の異国インドネシアで人妻岡田茉莉子と出会い、共に遺跡巡りをして仲良くなる
日本でも再会し、京都のお寺巡りなどをして交友を深め想いは深まるばかり
岡田茉莉子は離婚を決意するのだが夫(渡辺文雄)は意地でも同意しない
そんな2人の恋の行方は、、、

ラストが惜しいかな、余韻が残る感じも悪くないけどスッキリはしない
でも離婚が成立したわけでもないのにくっつくのもどうかと思うし、笠智衆のお金を受け取るってのも違う気がするし
スッキリしないけどお互い離れて時を待つって選択は理解できる
それでも迎えに行って欲しかったー!お互い葛藤があるのはわかるんだけど、そんなラストを期待しちゃった

そもそも佐田啓二がちょっと消極的すぎないかな、そのくせモテモテ
ムチムチ人妻の岡田茉莉子に積極的に誘われて
若くて可愛いお金持ちのお嬢様冨士眞奈美に積極的にアタックされ
家に帰れば清楚で優しい出来た妹岩下志麻がいて
美女に囲まれた状況がうらやましい!

あとは渡辺文雄と小坂一也のいやらしさ、決して悪人じゃないんだけど見てる側からすると悪役、この辺の使い方もうまいと思う

インドネシアの風景とか寺院、京都の風景なんかも観光気分で楽しめるし、出演者でも楽しめたので個人的には好きな作品です、完全ハッピーエンドなら尚良かった
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