きょ

猿の惑星のきょのレビュー・感想・評価

猿の惑星(1968年製作の映画)
5.0
デカすぎる先祖返り

衝撃のラストが有名な本作だが、それに至るまでの脚本には風刺の効いた文明批評がある。
伏線回収も見事で、考察を誘う演出も見事。
個人的には人類史をこのまま辿り、また猿と人間の立場が逆転する。このループを繰り返して欲しい。
歴史は繰り返す。文字通り。

また特殊メイクやSFという世界観そのものが当時としては目新しい物で、創造力を感じさせる作品。
チープさが少ないのは丁寧に仕上げられているからだろう。

結末を忘れてしまいたいが、進化した我々の脳からは、なかなか離れてくれない物である。
きょ

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