猿の惑星のずがのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星の最新作がもう少しで始まるのでシリーズを見返す予定。初めの宇宙船内の雰囲気が2001年宇宙の旅に似てると思ったらどちらも公開年が1968年で同じ年だったのに驚き。同じ年に後世に語り継がれるSFの名作が2作も公開される年なんてとんでもない。

幼少期にこの映画をチラ見して、猿が話している感じがなんとも奇妙で怖さがあって今でも確かに若干気味は悪いんだけど今みると彼らには彼らなりの文化が存在し興味深かった。独自の聖書も存在し、人間は自ら争い死をもたらすというのがあながち間違ってはいない所から反戦的なメッセージ性を感じた。ただ、人間と同じで猿の中にもしっかりクズは存在していて真実を操作された嘘で社会が成り立っているのが結局世界を支配した生き物は同じ道を辿る感じが面白かった。

吹き替えで鑑賞したが各所に三猿など、猿ネタが多く散りばめられていて意外とポップだったのがイメージより映画のつくり自体が固すぎず楽しむことが出来た。人間に『猿ぐつわをつけろ！』ってのが意図的なのか設定の詰めの甘さなのか、そういうかわいい所に笑ってしまった。