Sankawa7

猿の惑星のSankawa7のレビュー・感想・評価

猿の惑星(1968年製作の映画)
4.0
🐭➕にて

最新作を見て来たのでオリジナルも観たくなり視聴

何度も見てるけど、何度も見る気にならない名作だ。
やはり人間虐待されパートがキツい😭

Wikipediaより
町山智浩は、ブール(原作者)が第二次世界大戦の最中に日本軍占領下の中国や東南アジアに潜入していた時、仏領インドシナにて有色人種の現地人を使役していたところ、同じ有色人種の日本軍に捕まり、収容所に1年半拘束され、立場の逆転を味わった苦い経験を基に描かれたとしている

ある説だけど、猿の惑星は日本軍が支配した仏領インドシナの風景、西洋式野軍服・武装し、軍馬に跨る日本人の姿が猿の惑星の原風景と云う

さて、最新作は僅か❓300年後、本作は2000年後の話しであるため、APEの進化度合いは全く違う。どこか19世紀あたりの西武劇の保守的なアメリカの南部の州を思わせる裁判、研究、マンハンティングの後の銀盤カメラでの悪趣味な撮影シーンとか、これまではインディアンと戦う勧善懲悪だった白人映画のあらたなカタルシスとも評価されたとの事。
映画での人間の扱われ方は他の映画で見るアフリカ系奴隷の扱いと大差はない。当時は人権がないところも含めて。

ザイラス議長 オランウータンは常に何でも知っているの元祖
ジラ博士とコーネリアス教授の夫妻はシリーズナンバーワン❓愛されキャラ
彼らとテイラーの交わす様々な会話は高邁な舞台芸術的ですらある

衝撃のラスト日本語字幕の神意訳が有名だが、英語でみたら、あのマニアックども、遂に吹き飛ばしやがった、と具体的にアポカリプスを示す表現でした🗽

原作の終わり方は、実はティム・バートン版がそれに近いです
Sankawa7

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