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猿の惑星のTENのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星(1968年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

新作に伴い観てみようと始めた猿の惑星。アイデアと構想、脚本の描く人間性や生物性、社会性がしっかり組み上げられすぎててビックリした。そして最後のオチ。何も知らずに観た自分としては、この映画の作りの精度に驚きと面白さしかなかった。昔ながらの007みたいなユルーいリアリティのなさと長回しのボーッとするシーンも多かったんだけどそれを凌駕するストーリー。

これが1968年?!クリエイターってどんな先まで見据える目を持ってるのか、50年以上先の僕に面白いと言わせる脳みそ感性は最高。猿の惑星からアイデア取ったんだろうなーベースにしたんだろうなーって作品沢山観てきた気がするし、知識と真実の探究を描きつつ自滅する程の人間の殺し合いに触れるのは凄い。大衆煽動知識抑制社会の基盤がこの映画にある。しかしそれは人間が自らと大地を滅ぼし合わないためにである、なんて最高。
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