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猿の惑星のtoaのレビュー・感想・評価

猿の惑星(1968年製作の映画)
3.5
今更ながら初見の元祖「猿の惑星」
SF・アドベンチャーなんてウソ、こりゃあ紛れもない社会派だと思いました。

進化とは過程であり結果論であり、人間と猿どちらが優れているなんてナンセンスで、巡り巡ってどんな種もひとえに風の前の塵に同じってことか。猿たちに投影された有神論とその権威を統制に利用する文明の栄枯の見せ方、凄まじかった。

時代が時代なので猿たちの造形はさすがに古くてマスク被った人間に見えるけど、廃れないメッセージが名作の証なのかな。
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