EIR

僕らはみんな生きているのEIRのネタバレレビュー・内容・結末

僕らはみんな生きている(1992年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

軽い気持ちで見たら名作では…?
こんなジャケットサバイバルコメディと思うじゃん。
高度経済成長期のサラリーマンたちが海外出張中に軍事クーデターに巻き込まれる話。現地で撮影してて海外描写がめちゃくちゃリアル。愛想よくしてたのに不利益被ると全部同じ分類にして下に見るのとか嫌なリアルさがすごい。
仕事に人生捧げてしまってるおじさんたちが日本人サラリーマンであることを盾に何とか生き延びるのシュールで面白いけど結構重いテーマも扱ってて、スパイ見つかる展開とか胸にずっしりくる。
働いて働いて働いてたこの時代って今思えば滑稽に映るけど誇りはあったんかなって。ラストの啖呵切りめちゃくちゃ哀愁感じて良かった。
まさかこんなに日本が衰退して誇りを持てない国になるとは思わなかったよな。
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