主題歌に調教された。
「悪魔の調教師」
TERRROR CIRCUS
1973年 アメリカ 83分
U-NEXT鑑賞
なぜマイリストに入れたのかを忘れた映画鑑賞シリーズ。監督のアラン・ルドルフはかろうじて名前を知ってる程度。俳優は誰一人知らない。
気まぐれかな。気まぐれにしておこう。珍しいことではない。
サーカス版「悪魔のいけにえ」
サーカス版「テルマ&ルイーズ」
サーカス版「ムカデ人間」
サーカス版「悪魔の毒々モンスター」
悪魔のいけにえ版「エレファントマン」
読んでもらうために書いてるレビューではないけど、今日はちょっと気を引きたくなったのでインパクトあるタイトルの力を借りてみた。最後のは自分で書いておきながら正解かどうか分からないのだけど、正解かどうかなんてのはまったくどうでもいいことだから消さずにおこう。
美貌で一発当ててやるぞと夢を見て、代理人を信じてラスヴェガスへ向かう無防備な3人が、無防備がゆえ、ゆるゆるのサーカスヘンタイに拉致されて、連れて行かれた場所には9人の先客が鎖に繋がれており、その土地は核実験に使用された場所だっだという隠し味があるのだけど、そのせいで、いったいどうしたいのだ?と観客を幻惑させる作品。
酷評されてる感じではあるけど、そんなに出来が悪いとも思わない。
例えば、サーカスヘンタイ野郎の鍵の管理が甘い。まったくもって甘いのだけど、おおらかな時代に作られた映画の細かいところにツッコんだら負け。かわいいねと寛容でいられたら、それは長く映画を観てきた成果のひとつだ。
主題歌がやたら耳に残るという映画はざらにあるけど、本作の"EVIL EYES"のそれはまるで僕を調教するかのような謎めいた魅力で、春の珍事。
そんなに悪い出来だと思わない。