えぬ

牯嶺街少年殺人事件のえぬのレビュー・感想・評価

牯嶺街少年殺人事件(1991年製作の映画)
5.0
台湾旅行の目的エドワード・ヤン回顧展「一一重構」のためにひさしぶりに観なおし。好きなアジア映画にはウォン・カーウァイの作品(選べない)とこれが入ると再確認。展示をみると、特に牯嶺街の"若者"はエドワード・ヤンの大きな関心だったそう。タイトルから想像する暗さはなくてけっこう大人でも子どもでもない頃の曖昧さを描くのはうまいなと思った。あとやっぱり小猫王が歌うとこ好きだな。

以下展示の感想
約4年かけただけあって最高すぎたし、資料がこんなに残ってて本当によかった…急いでも3時間はかかった。シナリオから撮影の日程表、たくさんのオフショット、小道具などなど。日本では観ることがほとんど叶わない『浮雲』『海辺の一日』『カップルズ』『追風』とアニメーション作品、舞台作品の映像、資料もあってなんとか日本でも…と思わずにはいられなかった。DVDがリージョンフリーだったら買ってたのに…最後の最後に関係者(ヘルツォーク、アサイヤス、濱口竜介、張震など)のインタビューはずるすぎる…最高。ここにいてくれたらと思わずにはいられない。今月までなので行ける方はぜひ…!侯孝賢プロデュースの台北之家(映画館)も最高でした
えぬ

えぬ