とぽとぽ

肉体の冠のとぽとぽのレビュー・感想・評価

肉体の冠(1951年製作の映画)
4.0
恋愛、友情、仁義、そして腹巻き

ジャック・ベッケル✕シモーヌ・シニョレによる犯罪ドラマは、ノワールな空気の中で流石の見応えがあった。冒頭のダンスシーンや、酒場の裏で行われるナイフ一本をめぐる決闘シーン、『ゴッドファーザー』マイケル・コルレオーネのように田舎逃亡…流れるようにスムーズな手際の良さ光る前半から、怒涛の後半へと畳み掛けていく。大人の世界の神秘的雰囲気ありあり、束の間の幸福から運命の残酷さたるや。

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