あしからず

引き裂かれた女のあしからずのレビュー・感想・評価

引き裂かれた女(2007年製作の映画)
3.8
お天気キャスターなブロンド美女を巡る三角関係というベタさながらフランス的な粋と通俗の間を走るお洒落さが小慣れてた。画面外から現れる手の多さが印象的。
恋愛話などお手の物と言わんばかりのシャブロルの手腕とラストのおふざけに苦笑。
引用大好きダンディスケベ老人とマザコンお坊ちゃんの2択って究極の選択すぎないかと思いつつそっと本を盗む彼女にはお似合いと言えばお似合い。さらっと彼シャツや机の下の××など俗っぽくていい。
追われると逃げたくなり逃げられると追いたくなるのはいつでもどこでも同じ。妻を聖人の座において若い美女とにゃんにゃんする老人への制裁の呆気なさは「いとこ同士」を思い出す。
あしからず

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