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引き裂かれた女の一のレビュー・感想・評価

引き裂かれた女(2007年製作の映画)
3.7
フランスの巨匠 クロード・シャブロル監督作品

20世紀初頭のアメリカで起こった「スタンフォード・ホワイト殺害事件」をベースに、年齢も性格も異なる2人の男に愛されたヒロインが歪んだ恋愛関係に溺れ、自分を見失っていく様子を描く

いやーおもしろいなぁ
ジャンル分けの出来ない面白さで、落ち着いていながらエキセントリックな世界観にまんまとのめり込んでしまった

決して親切にわかりやすいような作りでは無いのに、全く分かりにくくないどころかぐいぐいと惹き込まれていく緻密なプロット
そして終始ただならぬ歪な色気が漂う画面は、上質なエロティシズムに包まれている

登場人物ひとりひとりのキャラが非常に濃く、茶目っ気のある不可解な三角関係を繰り広げる男女のやりとりが妙に面白い

なによりもこのリュディヴィーヌ・サニエという女優さんの圧倒的な美しさには言葉を失うレベル
久しぶりにここまで完璧なお人形さんのような顔を持つ方を見つけてしまった…😵‍💫🔥

〈 Rotten Tomatoes 🍅74% 🍿37% 〉
〈 IMDb 6.2 / Metascore 73 / Letterboxd 3.1 〉

2021 自宅鑑賞 No.383 WOWOW
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