雨宮はな

ダーティ・ダンシングの雨宮はなのレビュー・感想・評価

ダーティ・ダンシング(1987年製作の映画)
3.0
パトリック・スウェイジ、腕の中に女性を収めがち。
社交ダンスで描くロミジュリと“上流”階級の闇。

ダンスシーンと特訓シーンはスクリーンで観たかった!
パトリック・スウェイジは好みのタイプではないものの、このキャラクターのときはめちゃくちゃかっこよく見える!

“ベイビー”と呼ばれて違和感のない、まさしくベイビーがヒロインだった。
将来の夢も、責任をとるはずという良心に依存したものの考え方も、“ベイビー”で、“ダーティ”を取り入れることで人間が育つことがよくわかった。
ヒロインの良くも悪くもお嬢様な言動にモヤモヤしていたけど、「人間は平等じゃない」というセリフが出てきたときにやっと少し魅力がみえた。
それでも最後まで白基調の衣装だから、彼女の基盤は“ベイビー”のままだし、それがよく作用されることを願うような時代に作られた作品なのかなと思った。

ベイビーの姉が“上流”階級の闇をまるごと取り込んだみたいな“女性”で、かわいそうで見ていられなかった。
ボンたちは去勢されればええんや。
女性から男性の性的搾取も描かれているのがとても良い。
雨宮はな

雨宮はな