ろく

映画版 今日から俺は!!のろくのレビュー・感想・評価

映画版 今日から俺は!!(1994年製作の映画)
2.5
展開が終始エロス&バイオレンスで「ああ、これ東映だもんね。仕方ない」と思って見ていたがそれでも中高生に大人気の「今日から俺は!!」がなんでこうなったのかと思うと頭を抱える出来である。

暴力シーンも一貫してガチなので「スカッとする」はなりを潜め、ただただ「痛そう」。大丈夫かこれ。

理子役は高橋かおり。ああ、かわいい。その後ヤクザ映画ばかり出るようになるとは。月日は無常である。京子役には久我陽子。可愛いというより肝っ玉母さん。大丈夫ですか、この映画。

なぜかふたりで話すときは桟橋を歩いたり、犯されそうになったときにはZARDをうたったり、助けを呼ぶときは必要ないのに川に飛び込んだりと意味不明なシークエンスがいっぱい。まあ東映だから許してやるかって許さないからな。

最後は鳥取砂丘みたいな場所で大バイオレンス。三橋は思いっきりとび蹴り。痛そう。ここらへんは当時の東映の意気を引き継いでいる(役者なんか代わりにいくらでもいるんやぁ)。

モト冬樹や香川照之など曲者もでて少し楽しいがそれでもとってつけたストーリーはポンコツの一語。よくこんなのをリメイクしようと思ったねえ、福田。あんたすげえよ(いつもは福田監督ディスだけど)
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