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東京上空三十秒のlemmonのレビュー・感想・評価

東京上空三十秒(1944年製作の映画)
3.4
題材がどうしても複雑な気持ちにはなるけど、とっても良い作品だった😔。

1944年公開の戦争映画。
米国も苦しかったであろうが、市民や兵士を鼓舞する、励ますための心温まる映画になっている。
時代背景を取り入れる速さは本作に限らずほんと感服する。

前半の若い兵士たちが集う場面は、軽やかに演出されている。本作で敵国日本は描かれていないが、無理矢理徴兵されていく感の強い日本に対して、志しが自ずから生まれてきているようで、なんかこの明るさ(無理に前向きなのかもしれないが)からしても、日本は勝てなかったのであろうと思わせられる。
事実はどうか?はわからないが。。。

後半は中国人との心温まるエピソードと、戦争が生む悲劇に、主人公と恋人のドラマと、長尺だがまったく飽きずに観れた。

ヴァンジョンソン、初めて魅力的に思ったなあ!
前年に大事故で頭部の手術をしているので、その痛々しい傷跡も曝け出していて、本作の主人公とも重なりジンワリきてしまった。

ヒロインの造られた感は怖かったなあ。
アンドロイドか!と突っ込みたくなった。
人間味ゼロ😰。目が笑ってない😅🙄。


スコア難しいなあ。
物語の構成もよかった。
若手有望俳優たちの競演も心躍る。
ミッチャム、顔と体のバランスがおかしい🤣。
スペンサートレイシーの協力出演もプラス。

本作の意図はしっかり感じられた。
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