ベビーパウダー山崎

双子座の女のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

双子座の女(1984年製作の映画)
2.5
ラストの展開が違うだけで、ほぼほぼ『恐怖のメロディ』で笑ってしまった。テレビで見た通りの姿で安易に画面に現れるせんだみつおにたこ八郎、ザ・芸能界を渡り歩いた山城新伍がポルノ映画を楽しんで撮っているのは伝わってきたが、そのサービス精神は時代と共に廃れていく俗でしかない。ストーカーを追いかけるストーカーの中尾彬、ただ本筋がブレるだけの意味のないキャラクターが勝手に自殺するくだりに唖然。脇役の無駄死には作り手のエゴでしかない。ポルノで90分前後の映画を撮るならよほどの覚悟で挑んで欲しい。