Adele

クーパーの花婿物語のAdeleのレビュー・感想・評価

クーパーの花婿物語(1944年製作の映画)
1.0
いきなりですが、何?この邦題???
原題は『CASANOVA BROWN 』
今作でゲイリー・クーパー演じる主役のフルネーム
それなのに邦題は『クーパーの花婿物語』
あまりのセンスのなさに怒りや虚しさを通り越してただただ悲しい…

ストーリーはクープ演じるキャスは結婚式リハーサル中に元恋人から手紙が届く
元恋人はシカゴの産婦人科にいるらしい
婚約者の父親に相談して、結婚式前夜に元恋人がいる病院に向かうのだが…

個人的には赤ちゃん騒動よりも、たった一本のタバコのせいで大騒動になる事件の方が面白かった
タバコ一本火事のもと…

確かにイザベルの母親は変
星占いを信じるも信じないも個人の問題だけど、あそこまでいくと病的

また、キャスとマッジの父親JJとの関係性がよかった
普通、自分の娘の婚約者があんな男だと発覚したら、ブチ切れるのが普通なのに親身になって相談なんかにのっちゃってるし

あとは医者が手術するときのような出で立ちで赤ちゃんのミルクを真剣に作るクープの姿には笑った

でも、こうなるとマッジとメイドのモニカの立場がかわいそうだったな

いろんな事情もあったが、簡単に結婚を繰り返そうとするキャスは先祖同様女たらしCASANOVA そのもの
やはり、血筋は争えないなぁと

めちゃくちゃ笑えるコメディではないけれど、深く考えず頭空っぽにして観る分には、ちょうどよい作品かと思います
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