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フランケンシュタイン死美人の復讐のEirainのレビュー・感想・評価

3.2
ハピネット「ホラー・マニアックスシリーズ」第13期 第5弾は、ハマー・フィルム・プロダクション特集。ハマー・フィルムの「フランケンシュタイン男爵シリーズ」の四作目、『フランケンシュタイン 死美人の復讐』を鑑賞。

フランケンシュタイン男爵は、協力者ドクター・ヘルツとその助手ハンスと共に実験を行い、"人間の魂は死後も在り続ける"ことを解明する。その魂を捕えて別の肉体に入れることが出来れば、人を蘇らせることが出来ると考えた男爵は、無実の罪で処刑されたハンスの魂を、彼の死を嘆いて自殺したクリスティーナの肉体に入れて蘇らせることに成功するが―――。

クリストファー・リーと並ぶハマー・フィルムのスター、ピーター・カッシングが主演。"ドラキュラ伯爵"と言えばクリストファー・リー、"フランケンシュタイン男爵"と言えばピーター・カッシング。・・・もうね、オーラが半端無いのよ。彼の"フランケンシュタイン男爵"見たらね、もう"フランケンシュタイン男爵"は彼じゃないとダメな体になってしまうのよ。(クリストファー・リーの"ドラキュラ伯爵"然り。)

ホラー映画は、やはり80年代以降のスプラッター/スラッシャー/ゴアといった刺激的な描写が売りの作品をよく観るので、今作のようなクラシック(?)・ホラーは退屈になるかと思っていたが、そんなことはない。おどろおどろしさが充満した世界に"浸れる"この感じ、堪らんですなぁ。
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