幼い頃から虐げられて育ったオリバーは、ついに孤児院を抜け出す。
たどり着いたロンドンで泥棒家業を営むジャックたち仲間たちに拾われる。親方は子供思いの良い人間だったが、その裏ではビル・サイクスという悪党が彼らを牛耳っていた。
オリバーは最初の仕事で運悪く捕まってしまうが、無実と分かり金持ちの家に引き取られる。幸せな生活をつかんだかに見えたオリバーだったが、それを快く思わないビルはオリバーを誘拐し再び泥棒の仕事に戻そうとする。
泥棒家業をミュージカル仕立てにした佳作。
貧しい時代の暗い話ですが、ミュージカル仕立てにする事で、適度に緩和されて、どんな境遇でも心の優しい人が居て、救いがある所で感動的な作品に仕上がっています。
それにしてもマーク・レスターが可愛くて、この数年後に純愛映画の名作「小さな恋のメロディー」で共演するジャックワイルドとここでも共演してます。