広島カップ

サウンド・オブ・サンダーの広島カップのレビュー・感想・評価

サウンド・オブ・サンダー(2004年製作の映画)
2.8
2055年のアメリカが舞台のタイムリープ物の作品。
「タイムマシンに乗って過去に帰ったらそこでは何も変えてはいけない」という原則がストーリーの基本になっている。

お金待ちは今から33年後には白亜紀に戻って恐竜ハンティングを楽しめるようになっている。ちょうど今現在お金持ちのみが成層圏旅行が出来るように。

『ジュラシック・パーク』の11年後、『マイノリティ・レポート』の3年後の製作の本作。
恐竜の造形も大都市の風景も両作品に対してかなり見劣りがします。
ピーター・ハイアムズにはスピルバーグの向こうを張るつもりは全くないでしょうけれど、両作品を観た後に本作を観るとかなりショボく感じます。
許される製作資金に違いがあるのも理解はできますが、大都市にゾロゾロと出没するクリーチャーのセンスも悪いし、その分をストーリーが補っていればいいのですけれどそれも月並み。
思うにハイアムズのSF作品の美術は大掛かりな物になればなる程ガッカリさせられる気がします。身の丈という物はヤハリあります。
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