dieBananaSuki

サウンド・オブ・サンダーのdieBananaSukiのネタバレレビュー・内容・結末

サウンド・オブ・サンダー(2004年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ぼんやり観てたら意外とイケる作品だ。手堅い娯楽作品としては、内容も尺もいい感じ。
前半の徐々に世界が変わっていく過程と、そうなってしまった原因の追求のパートは面白いし、恐竜や進化した猿、コウモリ、うなぎ的なのなどのクリーチャーがたくさん出てきたので楽しい。やっぱり、クリーチャーが出てこないとワクワクしないよね。蝶々を踏んで過去が変わったら、街には植物が溢れ、よくわからない進化をした生き物がいるなんて、一番想像していて楽しいやつ。それだけでなんか満足した。あと、個人的に気に入っているのが、最後の時間の波の訪れの結果、人間が間抜けな魚類みたいなビジュアルになるというユーモア。終盤の盛り上がりの中に差し込まれた光るユーモアだ。面白いと思う。私は好き。
反面、終盤はあまり盛り上がっていない。クライマックスが地味だからだ。一大アクションがあるわけではないので、なんか尻すぼみに感じてしまった。タイムコップもそうだったな、そういえば。それにちょっと話が古臭い感じも気になるところ。
だけど、割と楽しめる作品なので気になるなら観てみるといいかもしれません。