うわー、うあー、すごいのを見てしまった、、、
それこそ、美しく織られた絨毯のような映画なんだけど、その中に染みや針なんかも縫い込まれてるような、、、
言葉では表せない気持ちにさせてくれる映画でした
まず、色使いや灯りの丁寧さ、屋敷の鮮やかな赤、白黒の外や司祭の家、エピローグの緑。とても丁寧に作り込まれています。
さらに、ベルイマンが主張してきた神の沈黙。それにヘブライ語のあの話、老い、色々なテーマが加わって濃厚なストーリーとなっています。
あと、対話の形も個人的には惹かれました。テーブルを囲んだり、一体一だったり、それぞれの魅力をだすカメラワークになってたのでは無いでしょうか。
神、人間、操り人形、劇団、仮面、色々なモチーフがデジャブのように頭に流れてきました。
家族、神、老い、を主に描いているとてつもない傑作でした。見る年齢で見方は変わるので5年おき位で見ようと思います(長いので笑)。