つるばみ色の秋津凡夫

ファニーとアレクサンデルのつるばみ色の秋津凡夫のレビュー・感想・評価

ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)
1.8
コンプレックス

人間味と言うものがどの様な構成で成り立つものか、文章で書き表す事は出来ないが、ベルイマンの作品全般から感じた事がない。
舞台だけは美しく設えているにも関わらず、凡そ劇的と呼べるものは無い。
陰鬱は重厚ではないし、空虚は達観ではない。
ペシミスティックとニヒリズムの繰り返しに悩む自分に酔いたいだけ。
あと、単に不細工なだけで深みのない役者達の顔のアップに吐き気がした。