上海十月

姿三四郎の上海十月のレビュー・感想・評価

姿三四郎(1977年製作の映画)
2.2
浅野ゆう子の「人殺し!」が印象的ですね?岡本喜八が黒澤オマージュ?会社からの要請?でこんな作品を作っているとは知らなかった。芸術祭参加作品といきなり出てくるので岡本喜八vs黒澤傑作映画の対決が観れるか思いきや冒頭の主題歌で倒れる。「姿三四郎 主題歌 34ROH! / OTOMIの唄」が中古レコード屋で売っている。「サンシロー(34ROH! )、サンシロー(34ROH! )お前は、誰だ」と唄う。編曲は、久石譲。うーん駄作の雰囲気がモロ漂う。なにせ傑作映画のリメイクなのでワイヤーアクション使うとかするけどギャグにしか見えない。包丁女を浅野ゆう子が演じてトレンディドラマ女優になるまでの苦労がしのばれます。襖が落ちるスローモーションも再現していて、岡本喜八が本気で作った感じがしない。脚本に仲代達矢夫人・宮崎恭子(隆巴)が参加。神崎愛も出ているので無名塾出身者も目立つ。主演の三浦友和が爽やかすぎるのと当時の若者言葉で明治初期には見えない。これ140分も見せられるのは、辛かったろうな。中国では、竹脇無我版が有名ですね。
上海十月

上海十月