ユージュアル・サスペクツの翔のネタバレレビュー・内容・結末

叙述？トリック系の作品。

面通しのシーンで被害者の声の記憶だけを頼りに事件の捜査を進める警察と、冒頭の殺人犯の声だけを聞かされた鑑賞者が重なる。

どんでん返しの驚きはもちろん、そのストーリーが結果として、あれだけの力をもったカイザーソゼが、事件の最前線に立って駆け引きを楽しむという人間らしさをもっているということを表現するのが脚本が何層にも折り重なり、各層を補完しあっているということを示していた。