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ユージュアル・サスペクツのArkのレビュー・感想・評価

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
4.5
2024-6
集められた5人の前科者。9100万ドルが消えた船爆破事件の生存者の1人であるヴァーバルから語られる事件の一連の話。伝説の“カイザー・ソゼ”は一体誰なのか?


色んな映画を観てきたせいか疑い深いせいか、オチは読めてしまった。このパターンは今となってはよくあるけど、当時はそうでもなかったのだろうか?
もしや……?と疑っていた通りの結末になってもなお普通におもしろかった。

カイザー・ソゼ、なんと恐ろしい男なのだ……。見返して伏線の数々を確認するとおもしろいだろうな。

ケヴィン・スペイシーの演技が素晴らしい。どちらかというとクセのある演技をするタイプの俳優だと思うけど、どういうわけか引き込まれるので不思議。独特の存在感がある気がする。
フェンスター役のベニチオ・デル・トロの演技もまた個性があって良い。あんなに身長高かったっけ?って思った(笑)

映し方が良き。

面通しで5人が並ぶシーンは本当に名シーンだな(笑)

キートンが「ヤクがないんだよ!!」って言ってるシーンが好き。少しアル・パチーノを彷彿とさせる。

コバヤシがコバヤシじゃなさすぎて、「あんた絶対コバヤシじゃないだろ!」ってなる(笑)伏線の1つなのか?「小林弁護士」って日本語で書いてると思いきや部屋のガラスには中国語らしき文字があって、どういうこと?って混乱した(笑)

ヴァーバルのコーヒーが飲んでるのに増えてたり、キートンが腕を通して着てた上着が次の瞬間羽織るスタイルに変わってたり、フロントガラスのヒビの位置が移動してたり、細々したミスが多い模様。まぁ面白いから良いけどね(笑)

マクナマス役のスティーヴン・ボールドウィンの顔の雰囲気が若い頃のライアン・ゴズリングに少し似てると思った。
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