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ユージュアル・サスペクツのOnのネタバレレビュー・内容・結末

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーがおもしろい。生き残りのヴァーバルが語って過去を見ていく時系列なのも好き。あと、メンバーの人物描写が特別細かいわけではなく、真実かどうか分からないのに、キャラクターの魅力が溢れていた。いわゆる、一緒に行動する内に凸凹チームに仲間意識が芽生えて協力し合う!みたいな感じではないところも好き。基本個人プレイだし、そこまで信頼してないから責め合っている。

・情景描写がモチーフを何個か映す撮り方で、漫画みたいだなと思った。
・フェンスター、なんか色気すごかったな…マクマナスとの相棒関係が唯一強固な感じで良い。
・キートンは元警官だからか優しさを感じた。ヴァーバルとの信頼関係はヴァーバルの作り話かもしれないけど、キートンの良心をヴァーバルが利用していた感じもする。弁護士さんへの気持ちはたぶん本物だったんじゃないかな。
・ヴァーバル、最初「僕は何もしてないし知らないので余裕です」みたいな語り口してるのに、宝石屋達をわりと平気で撃つし、エピソードトークの経験が多様すぎてこの人の人生意味わからないな〜とか思ってたんだけど、この違和感が最後の最後で回収されて気持ち良かった。
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