このレビューはネタバレを含みます
ムンク?へー邦画かい。
これっぽっちも内容やジャンルを知らずに見たんですが、これがよかったかも。
見ていくうちにどんどん印象が変わりました。
最初はミステリー?ちょっとメロドラマ含む刑事ドラマ?犯人…
黒沢清の幽霊は残酷なのに品があって尚且つ冷たさだけじゃない何かがあってリアル。地震がトリガーとなって現れる幽霊というのも土地とか地縛霊的なものを連想させておきながら、そこからさらに広がって行くという…
>>続きを読む恋人の仁村春江以外には心を許さぬ独身の中年刑事で、東京湾の埋め立て地で発生した身元不明の赤い服を着た女の殺人事件を捜査する吉岡登。遺留品として残されたボタンが自分の無くしたものと一致して不審に思う彼…
>>続きを読む触れられることもできるし、実体もあるのに、明らかに生きてないと認識させてくる。カメラに映ってなくても、幽霊の出現を思わせる影、風、光の演出がいやらしくない。終盤で今作のコピー通りなことが起きるから、…
>>続きを読む生活感みたいのが全くなく、終始漂う異常な空気に気分が悪くなる。過去作の焼き直しっぽくも感じられるし、ギャグスレスレのシーンも多くて、見る前の期待値よりは下回ったかな。葉月里緒奈の人間味の無さはあの役…
>>続きを読む黒沢清の映画はいつもいつも斬新奇抜な幽霊を編み出してくれるから好きです。『回路』のずっこける幽霊とか、『蜘蛛の瞳』の木偶人形と化した幽霊とか。本作の幽霊もすごいです。「キェェェーーッ」と耳をつんざく…
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