一応アカデミー賞候補になった作品を見ておこうということで録画しておいたものを見たけど、タイトルのようにありふれた映像ばかりのラブストーリーだった
訳ありのロミー・シュナイダーが主役の恋愛映画で、言うなればエリック・ロメール的主題を彼ほど特徴もない普遍的演出で描いており、これをそれこそロメールや訳あり女が似合うジーナ・ローランズ主演でカサヴェテスが撮ったりしたら名作になっていたかもしれないけど、やはりハッとさせられる描写もない平々凡々な演出と撮影では面白味がまるでなく退屈で仕方なかった
ストーリーとか台詞を熱心に追う人なら気に入るかもという要素はいくつかあったけど、残念ながら映画に映像美や斬新な演出、外連味ある個性のようなものを求める身としてはあまり面白いと感じる場面がなかった作品