とぽとぽ

砂の器のとぽとぽのレビュー・感想・評価

砂の器(1974年製作の映画)
4.0
タイトルは"宿命"

全国飛び回って、古き良き昔ながらの足を使う捜査の有用性を示している。丹波哲郎の真直さ。警察側・追手と犯人の静と動で繰り広げられるサスペンスに、時を超える親子の宿命のドラマが胸を打つばかり。生きづらい社会の冷たさ、無理解・不寛容、非科学的な偏見や差別。曲が流れる中で、回想が流れて映像として真相が解き明かされていく終盤は圧巻…。今、彼は父親に会っている!終わり方も秀逸、この作品に万雷の拍手を送りたい。

勝手に関連作品『人間の証明』
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