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砂の器のtsnのレビュー・感想・評価

砂の器(1974年製作の映画)
4.0
序盤は今西の捜査旅行楽しそうでいいな〜くらいで普通のサスペンス劇場のテンションで観てたけど、戸籍を辿って石川県へ赴くあたりからグッと毛色が変わって引き込まれた

30分以上に渡る宿命の演奏と共に明かされる事件の全容、親子の足跡が完璧に共鳴して最高の盛り上がりを見せる
日本の田舎の美しい原風景と辛い放浪の対比、本浦父の表情で語る演技は胸に迫るものがあった

親子を引き離したことにずっと罪の意識があり、そんな中起きた偶然は三木にとって果たすべき使命だったのかもしれない
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