寝具とSing

砂の器の寝具とSingのレビュー・感想・評価

砂の器(1974年製作の映画)
3.9
やっと観れた名作。50年以上も前とは思えないぐらいスっとみれるのは名作たる所以だろうか。前半は刑事の事情聴取のシーンで少し退屈な感じだったが後半のピアノの演奏シーンが始まったあとがとにかく凄まじかった。種明かしのスッキリした感じと親子の人間ドラマの二重の感動が押し寄せてきて、ガリレオの容疑者Xの献身をみた時に近い感覚になった。
正直、個人として演出的にはあまり好みとはいえなかったが映画と言うより人間が生きるうえで大切なことを教えてくれる、道徳的な名作だなと思い鑑賞して本当に良かったと感じた。